占星術は「傾向」だという事

私は占星術の占い師ですので、占星術の名目でお話致します。

セッションや文章鑑定の中でも、何度も繰り返しお伝えしている事…

それは、

「占星術は、あなたのすべてではない」

…という事。

占星術でお話しする事は、あくまで「傾向」なのです。

「傾向」が、たとえ運気の中で強く出ていたとしても、必ずしも「そうなる」という訳ではないという事です。

好ましい傾向も、好ましくない傾向も、どちらでも、です。

そうなりやすい雰囲気・ムードがある…という事なのです。

つまり、望ましくない・好ましくない傾向があれば、「意識してそうならない行動をすること」で、そうならないように出来るという類のものです。

もちろん逆に、望ましい・好ましい傾向は、意識してそうなるよう行動をする事で、実現しやすいという事になります。

何か難しい傾向を見て不安になったり、落ち込んだりしてしまう場合は、ちょっと深呼吸。

少しご自身の考え方・思考習慣を振り返る、良いタイミングかもしれません。

(※もちろんこれは、占い師側が攻撃的な言葉を使ったり、個人否定的な伝え方をしていない前提ですが…)

そういった時は、占いに「自分の事を決めて貰いたい気持ち」「誰かに答えを教えて貰いたい気持ち」…つまり「他責傾向」が強くなりすぎている可能性があります。

または、「占星術(占い結果)が、自分の未来そのものである」と誤った認識を持っている可能性もあります。

ですが…

あなたの未来は、あなたが自分で考え、選び、行動していく事で作られます。

あなたの人生は、あなた自身で作っていくものです。

占星術(占い)は、あなたがあなたの道を見つけやすくするためのヒントです。

占星術(占い)が、あなたの未来や人生を決めることはできません。

人は皆、誰しも選び、考え、行動していく力があるのです。

もちろん、こちらを読んでいるあなたにも、です。

あなたには「選び、考え、行動していく力」があります。
その力を使う事・失敗する事・間違う事を恐れないで。

上手く行かない方法も、上手くいく方法と同じくらい、知る事に価値があります。

全て貴重な経験。

好ましい傾向は、手にする事が出来るよう努力しましょう。

好ましくない傾向は、避けられるよう努力しましょう。

上手く行った時も行かなかった時も、分析して肥やしにして、次に活かしていきましょう。

あなたの道はいつだって、終わる事なく続いています。

あなたが懸命に生きる事で、その道の可能性が、無限大に広がっていくのです。